トップページ 羽化殻 卵寄生蜂
成虫 飼育・孵化・羽化 観察記録 採卵方法
雑記(トンボ) 雑記(他昆虫孵化他)   雑記(野草)
ページ一覧表 その他 English version リンク

 

グンバイトンボ Platycnemis foliacea sasakii Asahina

 

このページの最終更新日は2005年1月30日です


グンバイトンボ は絶滅の恐れのある野生生物の種のリストで絶滅危惧U類にあげられているトンボです.東日本では産地はごく限られていますが,西日本では比較的産地も多く,数多く見られる地域もあります. 兵庫県では河川中流域や丘陵地,低山地などの小さな流れ,植生のある水路などに生息しています.5月下旬から7月上旬ごろに見られます.


グンバイトンボ♂ ♂の中肢,後肢に名前の由来の軍配状の白い部分があります.
グンバイトンボ♂の羽化 羽化殻 尾鰓は 大きいですがモノサシトンボよりは少し小さい

産卵のようす

水中の植物の茎,葉柄などに産卵します

 

卵の変化のようす 卵期は水温によりますが,平均卵期(半数が孵化する日数)は11日から16日程度です.1:産卵後2日目 2:産卵後6日目 3:産卵後8日目 胚反転の時期です 4:産卵後9日目 5:産卵後13日目 
孵化のようす  卵から前幼虫が出てくる数時間前から,卵の前端が伸びはじめます.卵の前端が伸びてから,卵から前幼虫が出て,その前幼虫から一齢幼虫が出てきます.その後も各器官が完成していきます. 写真は卵から前幼虫が出てきて,その前幼虫から一齢幼虫が出てくるころのようすです.

1:前幼虫が出てくる約10分前 2,3:前幼虫が卵前端に出てくる 4:卵から前幼虫が出る 5:前幼虫

6:前幼虫の胸部背面が盛り上がる 7,8,9:前幼虫から一齢幼虫が出てくる

 

一齢幼虫 カラフルな一齢幼虫で頭部に丸みのある小さな突起があ ります. 大きさ体長1.22mm 頭幅0.35mm  触角の長さ0.38mm 尾鰓長(側鰓)0.93mm