ミヤマサナエ属
ミヤマサナエ Anisogomphus maacki (Selys) 羽化殻の大きさ25-27（26.5）mm．頭幅5.2mm．腹部最大幅7.6mm．側棘は
腹部第7節-9節にあります．腹部第9節に後方に伸びる小さな背棘があります．ダビドサナエに似ていますが，はるかに大きいので見分けられます．
若齢幼虫の時はダビドサナエより触角が細いことで見分けられます．
ホンサナエ属
ホンサナエ Gomphus postocularis Selys 羽化殻の大きさ27-33（30.4）mm．頭幅5.8mm．腹部最大幅7.7mm．側棘は
腹部第6節-9節にあります．小さな背棘が腹部第8節,9節にあります．
一見ミヤマサナエに似ていますが，ホンサナエは腹部の形が尾部付属器方向に細くとがっていることで見分けられます．
腹部第6節の側棘がはっきりしなかったり，腹部第8節の背棘がはっきりしない個体もあります．
アジアサナエ属
ヤマサナエ Asiagomphus melaenops (Selys) 羽化殻の大きさ35-38（36.8）mm．頭幅
6.6mm．腹部最大幅8.3mm．側棘は
腹部第6節-9節にあります．腹部第9節に後方に伸びる小さな背棘があり，8節に痕跡的な小さな背棘のある個体もあります．キイロサナエと少し似ていますが，ヤマサナエは第9腹節が短く，幅が広いことで見分けられます．
キイロサナエ Asiagomphus pryeri (Selys) 羽化殻の大きさ34-38（35.5）mm．頭幅6.1mm．腹部最大幅7.9mm．側棘は7-9節にあります．背棘はほとんど認められませんが，9節に痕跡的な小さな背棘のある個体があります．ヤマサナエに比べて，腹端が細く，
腹部第9節が長く，幅が狭いことで見分けられます．
