アオイトトンボ科の羽化殻

このページの最終更新日は2002年12月17日です.

 


近畿地方で記録のあったアオイトトンボ科のトンボは5種です.オツネントンボの羽化殻はまだ採集していませんので4種です.


全形(拡大率は同じ)

1  アオイトトンボ  Lestes sponsa (Hansemann) 羽化殻の大きさ 全長27.2mm,体長18.2mm,頭幅3.8mm,尾鰓の長さ9.4mm.背棘はありません.側棘は5-9節にあります.

2  オオアオイトトンボ  Lestes temporalis Selys  羽化殻の大きさ 全長28.0mm,体長19.1mm,頭幅4.0mm,尾鰓の長さ8.9mm.背棘はありません.側棘は5-9節にあります.

3  コバネアオイトトンボ Lestes japonicus Selys 羽化殻の大きさ 全長24.3mm,体長16.1mm,頭幅3.3mm,尾鰓の長さ7.8mm.背棘はありません.側棘は4-9節にあります.

4  オツネントンボ  Sympecma paedisca (Brauer)  羽化殻はまだ採集していません.

5  ホソミオツネントンボ   Indolestes peregrinus (Ris)  羽化殻の大きさ 全長19.2mm,体長13.0mm,頭幅2.8mm,尾鰓の長さ6.4mm.背棘はありません.小さな側棘が5-9節にあります.

 

全形(側面から)と尾鰓

アオイトトンボ科下唇腮の長さ

下唇腮の長さは個体差が大きいのですが,コバネアオイトトンボは明らかに短いので見分けられます.オオアオイトトンボとアオイトトンボ の下唇腮の長さは同じぐらいで,個体差もあるので肉眼でこの2種を見分けるのは困難です.

下の図は下唇腮の前半部のようす.アオイトトンボ属の前半部の大きさはほとんど同じです.腮刺毛,側刺毛などが見えています.写真の個体では腮刺毛はアオイトトンボが6本,オオアオイトトンボが7本,コバネアオイトトンボが5本です.側刺毛は3種とも3本です.下の写真は下唇側片付近です.少しずつ形は違いますが個体差もあります. ホソミオツネントンボは下唇腮の形がアオイトトンボ属と違いますが,腮刺毛は6本,側刺毛は3本です.

下の写真はオツネントンボの終齢幼虫です.2001年4月に採卵した卵が孵化してから,約35日で終齢幼虫になりました.終齢幼虫になると尾鰓が黒くなり,急に目立つようになりました.