トンボ科アカネ属の卵 5
ノシメトンボ,コノシメトンボ,リスアカネ
このページの最終更新日は2009年7月12日です.
この3種は近畿地方で普通に見られます.打空産卵をするノシメトンボ,リスアカネの卵は球形に近い形をしています.またこの3種の卵はアカネ属の中でも最大級の体積を持つ大きい卵です.
採卵の方法:あらかじめ水を入れた小容器を用意しておき,産卵中の♀を捕まえて,♀の腹端を,容器中の水につけると産卵を始めます.
トンボ科アカネ属は次のページに分けてあります.卵,前幼虫,1齢幼虫は同じ拡大率ですので,大きさを比較できます.
他の科は次から進んで下さい.
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ノシメトンボ
Sympetrum infuscatum (Selys)
卵の大きさ:産卵直後0.59mm×0.54mm.孵化前0.62mm×0.58mm.卵期:最短66日.平均(半数孵化)176日.(写真 1:産卵後1日目の卵
2:産卵後12日目の卵 3:産卵後21日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫)
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コノシメトンボ
Sympetrum baccha matutinum Ris
卵の大きさ:産卵直後0.62mm×0.40mm.孵化前0.71mm×0.48mm.卵期:最短53日.平均(半数孵化)122日.(写真 1:産卵後1日目の卵
2:産卵後25日目の卵 3:産卵後119日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫)
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リスアカネ
Sympetrum risi risi Bartenef
卵の大きさ:産卵直後0.61mm×0.57mm.孵化前0.66mm×0.63mm.卵期:最短20日.平均(半数孵化)77日.(写真 1:産卵後1日目の卵
2:産卵後11日目の卵 3:産卵後20日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫)
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