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トンボ科(アカネ属 を除く)の卵

このページの最終更新日は2009年7月12日です.

トンボ科(アカネ属を除く)は次の4ページに分けてあります.卵,前幼虫,1齢幼虫は同じ拡大率ですので,大きさを比較できます.

アオビタイトンボ,コフキトンボ,コシアキトンボ,アメイロトンボ シオカラトンボ,シオヤトンボ,オオシオカラトンボ,ショウジョウトンボ
ヨツボシトンボ,ベッコウトンボ,ハラビロトンボ,ハッチョウトンボ チョウトンボ,ハネビロトンボ,コモンヒメハネビロトンボ,ウスバキトンボ

近畿地方で記録のあったアカネ属を除くトンボ科のトンボは16種ですが,ベッコウトンボは絶滅危惧種で採集禁止です .アオビタイトンボ,コモンヒメハネビロトンボ,アメイロトンボは近畿地方では迷入種です.アカネ属では球形に近い形の卵がありますがトンボ科 (アカネ属を除く)では卵は楕円体に近い形をしていて(ハネビロトンボ属は球形に近い形をしています), 形がよく似ている種があります.

今回の更新では1:産卵後あまり日数が経過していない卵,2:胚反転頃の卵,3:孵化直前の卵,または,完成した卵で条件が整えば孵化できる卵の3段階と,4:前幼虫,5:1齢幼虫を載せました.前幼虫,1齢幼虫の拡大率は卵 の拡大率と同じですので,大きさの比較,または他の種との大きさの比較ができます.前幼虫の期間(卵から出始めて1齢幼虫になるまで)は種によって 異なりますが,3分から10分程度の種が多いようです.

写真の上方が卵の前端側です.

卵期は温度(気温,水温)により大きく変化しますが,室内の記録ですので参考程度です.卵期は 種にもよりますが,何回も調べた中で,最も短い卵期を最短として,また半数孵化の一番大きい値を半数孵化として書いてあります.1998年〜2008年の記録です.

トンボ科の卵では,産卵時は小さく,孵化直前にはかなり大きくなります.トンボ科(アカネ属を除く)の平均では卵の長径は約10%,短径が約22%大きくなります.

採卵の方法:コシアキトンボ,コフキトンボ ,アメイロトンボは水面にある枯れ枝,植物の葉など,いろいろなものに腹端を押し付けるようにして産卵しますので,産卵した枯れ枝などを持ち帰ります.他の種は産卵している♀を捕まえて,♀の腹端を水を入れた容器につけると産卵します.

他の科は次から進んで下さい.