サナエトンボ科 Gomphidae
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コサナエ Trigomphus melampus (Selys)
成虫の大きさ3.7cmから4.3cm.羽化殻の大きさ2.2cmから2.4cm.小型のサナエトンボです.近畿地方では主として日本海側で4月下旬から6月末まで見られます.幼虫は池,沼,湿地に生息しています.写真:枯れ木に静止する♂ (2001年5月 京都府久美浜町)
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フタスジサナエ
Trigomphus interruptus (Selys) 成虫の大きさ4.3cmから4.8cm.羽化殻2.4cmから2.7cm.幼虫は水生植物の多い池や沼などに生息します.近畿地方ではタベサナエより少し遅く現れる小型のサナエトンボです.最近は都市近郊からだんだん減っているようです.4月中旬から6月下旬まで見られます.写真:交尾 (4月 兵庫県加西市)
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オグマサナエ
Trigomphus ogumai Asahina 成虫の大きさ4.2cmから4.9cm.羽化殻2.7cmから3.0cm.幼虫は水生植物の多い池や沼などに生息しています.春早く出現する小型のサナエトンボです.最近は生息場所が少なくなってきたため減ってきています.近畿地方では4月上旬から6月下旬まで見られます.写真:縄張り中の♂ (4月 兵庫県加西市)
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タベサナエ Trigomphus citimus tabei Asahina
成虫の大きさ4.1cmから4.6cm.羽化殻の大きさ2.1cmから2.7cm.近畿地方では春最も早く羽化する小型のサナエトンボで4月はじめから7月はじめまで見られます.幼虫は平地や丘陵地を流れる緩やかな河川や,小さな流れの途中の滞水などに生息しています.写真:静止する♂ (2004年5月 兵庫県社町)
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ダビドサナエ
Davidius nanus (Selys) 成虫の大きさ4.2cmから4.9cm.羽化殻1.9cmから2.1cm.清流の上流域から中流域にすむ小型のサナエトンボです.4月中旬から7月上旬まで見られます.写真:葉上で静止する♂ (2002年5月 兵庫県安富町)
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クロサナエ Davidius fujiama Fraser
成虫の大きさ4.7cmから4.8cm.羽化殻の大きさ約2.1cm.近畿地方では4月下旬から7月末まで見られます.幼虫は主として山間の渓流に生息しています.写真:縄張り中の♂ (5月 岡山県)
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ヒラサナエ Davidius moiwanus taruii Asahina et Inoue
成虫の大きさ3.7cmから4.2cm.羽化殻の大きさ1.7cmから2.0cm.局地的な分布をしています.5月上旬から7月中頃まで見られます.幼虫は標高の高い湿地の細流に生息しています.写真:縄張り中の♂ (7月 岡山県)
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ヒメクロサナエ
Lanthus fujiacus (Fraser)
成虫の大きさ4.3cmから4.4cm.羽化殻の大きさ約2.1cmから2.3cm.近畿地方では4月下旬から7月中頃まで見られます.幼虫は主として山間の渓流に生息しています.写真:羽化直後の♂ (2001月5月 兵庫県安富町)
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ヒメサナエ Sinogomphus flavolimbatus (Oguma)
成虫の大きさ3.8cmから4.6cm.羽化殻の大きさ約1.8cmから2.0cm.近畿地方では6月はじめから9月はじめまで見られます.幼虫は幼虫は主として山間の渓流に生息しています.写真:渓流の石の上で縄張り中の♂ (8月 大阪府)
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オジロサナエ
Stylogomphus suzukii (Oguma) 成虫の大きさ3.9cmから4.3cm.羽化殻1.7cmから2.2cm.小型のサナエトンボです.近畿地方では6月から8月下旬まで見られます.幼虫は山間の渓流や細流から河川の中流域で見られます.写真:渓流の石の上で縄張り中の♂ (8月 兵庫県芦屋市)
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コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys 成虫の大きさ8.2cmから8.8cm.羽化殻3.6cmから4.1cm.大型のサナエトンボです.6月から8月下旬まで見られます.幼虫は主として低山地を流れる河川に生息しています.写真:渓流の 葉上で縄張り中の♂ (2002月7月 兵庫県三田市)
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ウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus (Fabricius) 成虫の大きさ7.6cmから8.1cm.羽化殻3.9cmから4.4cm.腹部第8節の一部が広がりうちわ状をしています.大きい池に生息しており,5月下旬から8月下旬まで見られます.写真:水面から出た 枝の上で縄張り中の♂ (2002月6月 兵庫県加古川市)
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タイワンウチワヤンマ
Ictinogomphus pertinax (Selys) 成虫の大きさ7.3cmから7.6cm.羽化殻約3.0cm.ウチワヤンマに似ていますが,やや小さく,腹部第8節のうちわ状の広がりが小さいので,ウチワヤンマと見分けられます.この種類は分布を北に広げている種類です.近畿地方では7月と8月に記録が多いようです. 最近では数も多くなっています.写真:水面から出た 枝の上で縄張り中の♂ (2000月8月 兵庫県神戸市) |