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サナエトンボ科 Gomphidae

このページの最終更新日は2005年2月24日です.


近畿地方で記録のあったサナエトンボ科のトンボは次の22種です.この中で近畿地方で局地的な分布をする種類は,メガネサナエ,ナゴヤサナエ,オオサカサナエ,コサナエ,ヒラサナエ,ヒメサナエです.

2ページに分けています.


ミヤマサナエ  Anisogomphus maacki (Selys) 画像と説明ははこのページです
メガネサナエ   Stylurus oculatus (Asahina)
ナゴヤサナエ  Stylurus nagoyanus (Asahina)
オオサカサナエ Stylurus annulatus (Djakonov)
ホンサナエ  Gomphus postocularis Selys
ヤマサナエ    Asiagomphus melaenops (Selys)
キイロサナエ    Asiagomphus pryeri (Selys)
アオサナエ   Nihonogomphus viridis Oguma
オナガサナエ Onychogomphus viridicostus (Oguma)
コサナエ  Trigomphus melampus (Selys) 画像と説明はこちらのぺーじです.
フタスジサナエ  Trigomphus interruptus (Selys)
オグマサナエ Trigomphus ogumai Asahina
タベサナエ  Trigomphus citimus tabei Asahina
ダビドサナエ Davidius nanus (Selys)
クロサナエ Davidius fujiama Fraser
ヒラサナエ Davidius moiwanus taruii Asahina et Inoue
ヒメクロサナエ Lanthus fujiacus (Fraser)
ヒメサナエ Sinogomphus flavolimbatus (Oguma)
オジロサナエ Stylogomphus suzukii (Oguma)
コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys
ウチワヤンマ  Sinictinogomphus clavatus (Fabricius)
タイワンウチワヤンマ    Ictinogomphus pertinax (Selys)

 


ミヤマサナエ  Anisogomphus maacki (Selys)

成虫の大きさ5.4cmから5.5cm.羽化殻の大きさ2.5cmから2.7cm.中型のサナエトンボです.近畿地方では6月上旬から10月まで見られます.幼虫は河川の中流から下流の,流れの緩やかな砂泥のあるところに生息しています.羽化後は山地に移動して成熟後水域に戻って産卵活動などを行います.写真:岸で縄張り中の♂  水面上をパトロールしますが比較的よく岸の砂の上や石などに止まります. (9月 兵庫県出石町)

 

メガネサナエ  Stylurus oculatus (Asahina)

成虫の大きさ6.3cmから6.8cm.羽化殻の大きさ3.6cmから4.6cm.近畿地方では7月上旬から9月末まで見られます.幼虫は近畿地方では琵琶湖や琵琶湖に流れ込む河川,淀川などの流れ出る河川の下流域の,砂泥のあるところに生息しているようです.真:湖岸で縄張り中の♂   (2000年9月 滋賀県 近江八幡市)

 

ナゴヤサナエ  Stylurus nagoyanus (Asahina)

成虫の大きさ6.0cmから6.3cm.羽化殻の大きさ約3.8cm.近畿地方では産地は局地的ですが,7月から10月はじめまで見られます.幼虫は近畿地方では河川の下流域の砂泥のあるところに生息しています.写真:川岸のヤナギで休憩する♂ 水面近くをパトロールしますが時々川岸の木の葉の上に止まり休憩します. (2003年9月 兵庫県)

 

オオサカサナエ Stylurus annulatus (Djakonov)

成虫の大きさ5.6cmから6.3cm.羽化殻の大きさ3.1cmから3.6cm.産地は局地的ですが,近畿地方では6月下旬から10月上旬まで見られます.幼虫は近畿地方では,琵琶湖や淀川などの下流域で砂泥のあるところに生息しているようです.写真:羽化 後間もない♀ 古い写真です.(7月 滋賀県)

 

ホンサナエ  Gomphus postocularis Selys

成虫の大きさ4.8cmから5.2cm.羽化殻の大きさ2.7cmから3.3cm.近畿地方では4月中頃から7月末まで見られます.体の太い中型のサナエトンボです.幼虫は幼虫は平地や低山地の河川の泥のあるところに生息しています.写真:流れの石の上で縄張り中の♂ (2000年5月 兵庫県三田市)

 

ヤマサナエ   Asiagomphus melaenops (Selys) 

成虫の大きさ6.5cmから7.1cm.羽化殻3.5cmから3.8cm.黒色に黄色の斑紋のある大型のサナエトンボです.キイロサナエとよく似ています.幼虫は平地や低山地の河川や水路などに生息しています.近畿地方では5月はじめから8月中頃まで見られます.最近はやや少なくなってきているようです.写真:縄張り中の♂ (2001年6月 兵庫県三田市)

 

キイロサナエ Asiagomphus pryeri (Selys)

 成虫の大きさ6.4cmから6.6cm.羽化殻の大きさ3.4cmから3.8cm.近畿地方では5月のはじめから8月末まで見られます.幼虫は平地や低山地の河川の泥のあるところに生息しています.写真縄張り中の  (2001年6月 兵庫県三田市)

アオサナエ  Nihonogomphus viridis Oguma

成虫の大きさ5.5cmから5.9cm.羽化殻の大きさ2.9cmから3.3cm.成熟すると鮮やかな緑色をします.近畿地方では5月上旬から7月中旬まで見られます.幼虫は平地から丘陵地,低山地の砂礫のあるところに生息しています.写真:縄張り中の  (2001年6月 兵庫県三田市)

 

オナガサナエ  Onychogomphus viridicostus (Oguma)

成虫の大きさ5.9cmから6.2cm.羽化殻の大きさ2.7cmから3.0cm.近畿地方では5月下旬から9月末まで見られます.幼虫は平地から丘陵地,低山地を流れる砂礫のある河川に生息しています.写真:縄張り中の♂  (2002年6月 兵庫県三田市) 時々水面上をパトロールしますが,止まっているときの方が多いようです.

 

続きはサナエトンボ科成虫2です.